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イーサリアムのセキュリティを継承するリステーキング技術の現状と展望

投稿日 2024年 03月 25日

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はじめに:ブロックチェーンセキュリティの種類


リステーキングを理解するにはまず、エコノミックセキュリティ (economic security) という概念を知っておく必要があります。

イーサリアムのProof of Stakeコンセンサスでは、バリデーターはチェーンの稼働に貢献するかわりにETHを報酬として得ます。誰でもバリデーターになることはできますが、参加には32 ETH (約2000万円)をステークする必要があります。

この32 ETHはチェーンそのものに閉じられ、タスクをまっとうできなかったり不正な処理を行なった際に差し引かれるペナルティを差し引く担保金となります。

このようにネットワークの安全性を金銭的な報酬やペナルティで確立する仕組みをエコノミックセキュリティと呼びます。一般的にブロックチェーンのセキュリティというとプロトコルのコードベースの脆弱性対策が思い浮かべられますが、こちらはコントラクトセキュリティと呼ばれます。

本記事では以降、特別に表記のない限り、セキュリティとはエコノミックセキュリティのことを指すこととします。

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