2024年3月度NFTマーケット動向レポート

今回のレポートは、2024年3月のNFTマーケットの動向を調査した内容になっています。3月はCryptoPunksの4500 ETHを超える高額取引が2件ありました。マーケットプレイスでは、Magic EdenがSolana NFT市場のシェア率でTensorを上回る形となっていました。

最近の高額取引の影響を受け、CryptoPunksがNFT市場のランキングにおいて1位に返り咲きました。これは、CryptoPunksにとって久しぶりのトップへの復帰となります。ランキングに名を連ねた他のプロジェクトも、過去にランクインした経験を持つものばかりです。また、ERC-404を活用しているPandoraも、2月に引き続きランキングに名を連ねています。

NFT取引市場において、Blurが取引ボリュームでシェア率No.1を維持しています。一方で、注目すべき変化としてMagic Edenが取引ボリュームでOpenSeaに近づいており、日によってはOpenSeaと同等の取引ボリュームを記録しています。

この傾向は、Magic Edenが2月にイーサリアムマーケットプレイスをリリースし、ダイヤモンドリワードを実施したことが背景にあると考えられます。これにより、Magic Edenは取引ボリュームを徐々に増加させています。しかし、トレーダー数に関しては、まだMagic EdenはOpenSeaに比べて少ない数値となっています。

Magic Edenにおけるランキングでは、Froganaが3ヶ月連続で1位を獲得しました。SOLの価格が上昇した影響でフロアプライスは下落していますが、Magic Edenでの取引ボリュームは増加しており、市場で活発な取引が行われていることが伺えます。

また、新たにランクインしたプロジェクトで、SPL-404を活用したプロジェクトがあります。SPL-404は、ERC-404に似た規格となっており、今後の動向を注目したいところです。