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2023年4月 DeFiマーケットレポート

投稿日 2023年 05月 11日

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2023年4月 2023年4月 DeFiマーケットレポートに関して


CT Analysis DeFiは、2021年9月より配信開始のDeFiの市況や主要プロジェクトの動向などを手軽に確認するためのマンスリーレポートになります。

データを中心とした定点観測、考察がメインとなっており3~5分程度で読める内容となっていますので、ぜひ一度ダウンロードしてみてください。月初の配信を予定しています。

2023年4月の主な指標とプレビュー


4月のBTC相場は、14日に2023年の高値を更新し$31,043を記録、その後安値$26,978をつけ$28,000付近を推移するレンジ相場でした。

Ethereumはステーキングの引き出しを可能にする「Shapella」アップグレードが4月第2週に行われ、前後で市場にやや過熱感が生まれましたが、月末にかけて先物市場のポジションは減少していきました。

DeFi全体のTVLはやや減少傾向でした。2月は小型の新興アルトコインが局所的に上昇していく展開でしたが、4月に入り上位の銘柄が小型の銘柄をアウトパフォームする形となっています。

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クロスチェーン周辺の動向


LayerZero

LayerZeroが30億ドルのバリュエーションで、シリーズBで$120Mの資金調達を行いました。金額、ステージ共に$100Mを超える資金調達は今年は少なく、比較的大型の資金調達となりました。

a16z crypto, Sequoia Capital, Circle Venturesら33の投資家が参加しています。

USDC

Circle社は、USDCをネイティブに複数のネットワークにネイティブで転送できるCCTP(Cross-Chain Transfer Protocol)を発表しました。

ブリッジのセキュリティに依存する必要がなく、複数のネットワークを跨いだ資産管理のUXをトークンレベルで大きく改善する可能性があります。

BUSD・TUSD

BinanceはBUSDの来年発行停止を控え時価総額が減少していますが、True USD(TUSD)がBNBチェーンにネイティブで展開するなど新たな動きも見られました。

Binanceは、3月第4週には取引手数料のシステムを更新し、ゼロ取引手数料の適用をTUSDに変更しています。

Shapellaアップグレード通過後のリキッドステーキング市場


アップグレードを無事に通過したことで、ステーキングに対する投資家のリスクが和らいだことから、月末にかけてステーキング総額は右肩上がりとなっています。

月末時点でのLidoの市場占有率は60%強となっていますが、5月に大型のv2アップグレードを控えており、アップグレードを無事通過できるかどうか、また通過後に競合プロダクトに資金が流れる懸念なども存在します。

5月は注目のテーマと言えるのではないでしょうか。

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レポートではこの他にもDeFiの主要なマーケット、プロダクトの動向、レイヤー2やマルチチェーンの動きなども含めて解説しています。

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