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2023年10月15日-10月21日資金調達を実施したPJ 11選

投稿日 2023年 10月 23日

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目次

2023年10月15日-10月21日の期間中に資金調達を実施した11プロジェクトを紹介していきます。

過去の資金調達を実施したまとめ記事は下記よりご確認ください。

Myshell


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INCE Capitalが主導するシードラウンドで、560万ドルを調達(評価額は5700万ドル)。他には、Hashkey Capital、Folius Ventures、SevenX Ventures、OP Cryptoなどが参加。

opBNBベースのAIプラットフォーム:独自にカスタマイズしたチャットボットを作成可能


Myshellは、「Shells」と呼ばれるパーソナライズされたチャットボットを作成できる、opBNBベースのAIプラットフォームです。

クリエイターはAIコンテンツボットを作成し、消費者は作成されたボットを利用することが出来ます。また、Web3的な取り組みの一環として、クリエイターと消費者の両方にトークン報酬が発生する仕組みを導入しています。

5月のローンチ以来、MyShellはすでに3万人以上のクリエイターと40万人以上のユーザーを獲得しています。

今回調達された資金は、独自のAIモデル、クリエイタースタジオやクリエイターエコシステムの構築に使用されるとのことです。

公式サイト:https://myshell.ai/

X:https://twitter.com/myshell_ai

Discord:https://discord.com/invite/myshell

Telegram:https://t.me/+6gQat3sxlewxNWVl

Squads


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Placeholder VCが主導するラウンドで、570万ドルを調達。他には、Multicoin Capital、Solana Ventures、Jump Cryptoなどが参加。

Solanaベースのマルチシグプロトコル


Squadsはマルチシグプロトコルであり、クリプト企業のデジタル資産の安全性とオンチェーン管理を支援しています。

競合相手として、FireblocksやCopperのようなカストディ会社が挙げられますが、同プロトコルの最大の競争力はスマートコントラクトウォレットシステムとのことです。

Squads共同設立者のStepan Simkin氏によれば、SquadsはSolanaに特化しており、他会社が提供するサービスはすべてのブロックチェーンを同時にカバーしようとしているために、互換性やユーザー・エクスペリエンスを犠牲にする可能性があるとのことです。

Squads Labsは、SquadsXとSquads Pro製品からなるウェブアプリも提供しています。SquadsのウェブアプリはSquadsプロトコルの上に構築されており、クリプト企業がマルチシグによって開発者や財務資産を管理するのに役立っています。一方で、SquadsXは、アプリのコンパニオンツールとして機能するブラウザ拡張ウォレットです。Squads Proは月額399ドルの有料サブスクリプションであり、より多くの機能を提供しています。

今回調達された資金は、iOS製品の発売といったサービス強化に使用されるとのことです。

公式サイト:https://squads.so/

App:https://app.squads.so/squads

X:https://twitter.com/SquadsProtocol

Docs:https://docs.squads.so/main/basics/welcome-to-squads

Blog:https://squads.so/blog

Discord:https://discord.com/invite/tYpY9UfRFx

Github:https://github.com/Squads-Protocol

SquadsX(Googleブラウザ):https://chrome.google.com/webstore/detail/squadsx/jhmfofkpljgmilikdmkglcmekjnlekda

Fileverse


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Gnosis ChainとF.actorが主導するプレシードラウンドで、150万ドルを調達。他には、Mask Network、Arweave Ecosystem、Forward Research、Galxeなどが参加。

Web3を活用したファイル管理アプリ


Fileverseは、分散型のファイル管理サービスを提供しており、GoogleやNotionのような中央集権型プロバイダーに代わるサービスを提供しようとしています。

Fileverseプラットフォームは、スマートコントラクトを活用しInterPlanetary File System(IPFS)上に暗号化されたデータを保存することで、単一のサーバープロバイダーに依存することを避けています。

公式サイト:https://fileverse.io/

X:https://twitter.com/fileverse

Github:https://github.com/fileverse

Darewise


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トークンのプレセールにより350万ドルを調達。セールには、Gamefi Ventures、London Real Ventures、Citizen Capital、Blocore、Animoca Venturesなどが参加。

オープンワールドSFゲーム「Life Beyond」を開発中


Darewiseは、Animoca Brandsの一部門であり、オープンワールドSFゲーム「Life Beyond」を開発しています。

同社は、ビットコインOrdinalsを中心としたメタバースエコシステムの構築をビジョンとしています。

今回の資金調達はトークンプレセールという形で行われましたが、このトークンはLife Beyond内のアセットや土地のユーティリティとして使用されます。また、トークンリリースは2024年初頭を予定しているとのことです。

公式サイト:https://darewise.com/

X:https://twitter.com/Darewise

Linkedin:https://www.linkedin.com/company/darewise-company/

Elixir Protocol


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Hack VCが主導するシリーズAラウンドで、750万ドルを調達(評価額は1億ドル)。他には、NGC Ventures、AngelList Ventures、Bloccelerate、Ledger Prime、Genesis Trading、Hudson River Tradingなどが参加。

独自のアルゴリズムを採用しているDeFiプラットフォーム


Elixir Protocolは、ユーザーが直接取引所のペアに流動性を供給し、メーカー報酬を獲得できるようにすることで、分散型オーダーブック取引所全体の流動性を向上させることを目的とするDeFiプラットフォームです。

Elixir Protocolの独自のアルゴリズムモデルは、トラストレスであり、分散型および集中型のプラットフォーム上で、取引所ペアの流動性供給に広く参加することを可能にするものです。また、プロジェクトにインセンティブを与え、マーケットメイキングにおける完全な透明性を提供することで、コストを大幅に削減しながら、プロジェクトが取引所ペアのマーケットメイキングサービスにおいて優位に立つことを可能にします。

Elixir Protocolは、今後数週間以内に、メインネット上で委任型プルーフ・オブ・ステーク(DPoS)をローンチする予定とのことです。

今回調達された資金は、チームの拡大及び、取引所におけるオーダーブック流動性の開発を含むインフラ開発のために使用されます。

公式サイト:https://elixir.finance/

X:https://twitter.com/ElixirProtocol

Linkedin:https://www.linkedin.com/company/elixir-protocol/

Discord:https://discord.com/invite/elixirprotocol

Telegram:https://t.me/elixirprotocol

Ryder


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Oak Grove Venturesが主導するラウンドで、120万ドルを調達。他には、Bitcoin Frontier Fund、SBX Capitalなどが参加。

シードフレーズを必要としないハードウェアウォレットを開発中:11月1日にデモを披露予定


シードフレーズは、暗号資産ウォレットが生成する12〜24個の単語であり、このシードフレーズから秘密鍵が生成されるため、ウォレットの自己管理に必須な重要なものとなっています。しかしながら、きちんと保管しなければならないことの大変さもあり、よりユーザーフレンドリーなアプローチの需要が依然としてありました。

Ryderはこうした需要に応えるウォレットを開発しています。

Ryderは、新しいTapSafeリカバリ機能でシードフレーズを置き換えるハードウェアウォレット「Ryder One」を発表しました。Ryder Oneは、「Shamir Secret Sharing」(SSS)というアルゴリズムを用いています。これは、秘密鍵をグループ間で分散させる暗号方式です。

ハードウェアウォレットの市場は拡大しており、2030年までには12億ドルに成長すると言われています。しかしながら、ハードウェアウォレットの導入は、その設置プロセスや運用の複雑さによって、あまり進められていません。Ryderの簡素化されたユーザーエクスペリエンスが、どれだけのソリューションを提供することになるか注目が集まります。

Ryder Oneは、Kickstarterで独占販売され、オランダのアムステルダムで開催されるSolana Breakpointにおいて、11月1日にデモが披露される予定とのことです。

公式サイト:https://www.ryder.id/

X:https://twitter.com/Ryder_ID

Blog:https://www.ryder.id/blog

Linkedin:https://www.linkedin.com/company/ryderid/

Discord:https://discord.com/invite/3BwGnFK568

Github:https://github.com/Light-Labs

SynFutures


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Pantera Capitalが主導するシリーズBラウンドで、2200万ドルを調達。他には、HashKey Capital、SIG DT Investmentsが参加。

「Oyster」と呼ばれる独自の自動マーケットメーカーを採用した分散型取引所


SynFuturesは、デリバティブ取引に特化した分散型取引所です。資金調達の発表の際に、バージョン3(v3)の公開テストネットの立ち上げも同時に発表されました。

v3では、新しくユーザーが無期限先物に入札できるようにする「Oyster」自動マーケットメーカーが導入されています。Oysterは、価格設定だけでなく、PnL(損益)分析の機能も有しています。

SynFuturesの共同設立者でありCEOのRachel Lin氏によれば、SynFuturesの主なターゲットは富裕層と小規模の機関投資家とのことです。同社は現在までに約10万人のトレーダーを集めており、2021年10月以降の取引高は210億ドルに達しています。

Synfutures v2のTVLは630万ドルを超えており、トークンの大半はPolygon、USDC、wETHとのことです。

今回調達された資金は、製品開発とプロジェクトのマルチチェーン展開をサポートするために使用されます。

公式サイト:https://www.synfutures.com/

X:https://twitter.com/SynFuturesDefi

Medium:https://medium.com/synfutures

Discord:https://discord.com/invite/synfutures

Telegram:https://t.co/Xu7rQjJjV8

Beluga


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Fin Capitalが主導するシードラウンドで、400万ドルを調達。他には、Anagram、UDHC、Dispersion Capital、Aptos Labs、2 Punks Capital、Borderless Capitalが参加。

新規ユーザー向けのガイドを提供するクリプトプラットフォーム


Belugaは、クリプト初心者が安心して投資ができるよう、さまざまなツールを紹介する信頼のおけるプラットフォームの構築を試みています。

Belugaは、クリプトの世界では新たな製品がリリースされるなどしているものの、新規ユーザーに対して分かりやすいガイドがないことを問題視しています。そこで同社は、ユーザーをそれぞれの需要に合わせて、DeFi、NFT、Web3ゲーム、ステーキング、金融商品といった適切な製品にガイドするプラットフォームの構築を行なっています。

今後数ヶ月の間で、Belugaは、新規ユーザーの取り込み及びユーザーが適したクリプト製品を使用することが出来るよう、多くのツールを立ち上げる予定とのことです。

公式サイト:https://heybeluga.com/?utm_source=twitter

X:https://twitter.com/getbeluga

Upland


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EOS Network Venturesが主導する追加シリーズAラウンドで、700万ドルを調達。

現実世界と同じ土地を売買できるNFTゲーム:EOSからイーサリアムへとトークン展開を画策中


Uplandは、2019年からサービスを開始した不動産取引ゲームです。モノポリーを発想の基としており、プレイヤーは現実世界の不動産のデジタル版を売買します。

Uplandは、EOSネットワーク上に構築されています。現在、EOSチェーンは以前ほどの活気は見せておらず、史上最高値(ATH)から5年以上経過しています。当初、UplandがEOSを選択した理由として、設立された2018年ではイーサリアムのガス代が高騰しており、EOSしか選択肢がなかったことが挙げられます。

そして現在、Uplandはイーサリアムに参入しようとしています。

今回の資金調達は、2021年に行われたシリーズAラウンドの1800万ドルに続く増額調達として行われましたが、これは、Uplandのゲーム内トークンであるSparkをSparkletとしてイーサリアム上で展開するための資金にするという目的があったためです。また、それだけではなくマーケティング戦略の強化や、サードパーティの開発者ツールを有効にすることなどにも使用されるとのことです。

現在、Uplandの登録ユーザー数は300万人を超えており、そのうちデイリーアクティブユーザーは約3万人とのことです。ゲーム内の土地所有者は約30万人ほどであり、NFT販売数は600万を超えています。また、FIFAやNFL選手会などの大手スポーツ団体と契約を結びながら、アメリカ、ラテンアメリカ、ヨーロッパで拠点を拡大しています。

公式サイト:https://www.upland.me/

X:https://twitter.com/uplandme

Medium:https://medium.com/upland

Discord:https://discord.com/invite/umwJEYzPeR

Telegram:https://t.me/upland

Reddit:https://www.reddit.com/r/UplandMe/

Forge


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Makers Fund、BITKRAFT Ventures、Animoca Brandsが主導するシードラウンドで、1100万ドルを調達。他には、Hashkey Capital、Polygon Ventures、Formless Capital、Adaverseが参加。

現在、ベータ版を公開中のWeb3ゲームプラットフォーム


Forgeはビデオゲームプラットフォームであり、ユーザーの貢献度に応じて報酬を与える仕組みづくりをしています。

現在はベータ版が公開されていますが、ローンチ時には、ユーザーはそれぞれのオンラインゲームやソーシャルアカウントをリンクさせたForgeプロフィールを作成することが出来るようになります。その後、Forgeのパートナーゲームからのゲーム内コンテンツといった報酬にアクセスできる期間限定のBattle Passを得ることが出来ます。

また、すべての参加したベータユーザーは、Forgeのウィークリーボーナス報酬を通じて追加報酬を獲得することが出来、報酬内容にはAmazonギフトカードや新品のゲーミングPCも含まれるとのことです。

既に多くのパートナーシップを結んでおり、主要なものでは、Genopets、Mojo Melee、The Sandboxと提携をしています。また、ベータ期間中には、毎週新しいゲームが登場するとのことです。

公式サイト:https://forge.gg/

X:https://twitter.com/Forge

Discord:https://discord.com/invite/forge

Cerebrum


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Boğaziçi Venturesが主導するラウンドで、180万ドルを調達(評価額は1500万ドル)。他には、Inveo Ventures Coinvestmentが参加。

生成AI技術に注力しており、「Cere」や「Cere Insight」といったAIプロダクトで知られるテクノロジー企業


Cerebrumは、人工知能、金融、電子商取引、Web3など幅広い分野で製品とソリューションを提供していますが、最近では特に、生成AI分野における「Cere」や「Cere Insight」で知られています。

Cereは今年三月に発表された3Dアバターを活用したAIアプリケーションです。個人版と法人版の両方がリリースされています。Cere Insightでは、大規模言語モデル(LLM)が活用されており、ユーザーは複数の文書を要約し、大規模なデータセットからインサイトを引き出すことが出来ます。

公式サイト:https://cerebrumtechnologies.com/

X:https://twitter.com/cerebrum_tech

Linkedin:https://www.linkedin.com/company/cerebrum-technologies/

Cere(Android):https://play.google.com/store/apps/details?id=com.CerebrumTech.CereAi&hl=ja&gl=US&pli=1

Cere Insight:https://www.cereinsight.com/

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