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4月14日-4月20日資金調達を実施したPJ 10選

投稿日 2024年 04月 22日

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Puffer


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Brevan Howard DigitalとElectric Capitalが主導するシリーズAラウンドで、1800万ドルを調達(評価額は2億ドル)。他には、Coinbase Ventures、Kraken Ventures、Lemniscap、Franklin Templeton、Avon Ventures、Mechanism、Lightspeed Factionなどが参加。

TVLで第3位の流動性リステーキングプロトコル


Pufferは、流動性リステーキングプロトコルであり、DeFiLlamaのデータによると、ether.fiとRenzoに次いで、TVLで3番目に大きい流動性ステーキングプロトコルとなっています。

低いボンド要件を利用し、Secure-Signer(スラッシング可能な犯罪を防ぐリモート署名ツール)を導入していることが特徴です。Secure-Signerは、以前に、イーサリアム財団から12万ドル相当の助成金を受け取ったオープンソースツールでもあります。

2023年には、LemniscapとLightspeed Factionが主導したシードラウンドにて、550万ドルの資金調達を行なっており、今年に入ってからもBinance Labsからの投資を獲得していました。

Puffer Financeは現在メインネットの立ち上げを目指しており、イーサリアムのエコシステム内でバリデータの参加を拡大し、分散化を促進するとしています。また、バリデータの参加条件を1ETHとして、収益強化をするといった試みも行なっています。

今回調達された資金は、Pufferメインネットの立ち上げに使用されるとのことです。

公式サイト:https://www.puffer.fi/

X:https://twitter.com/Puffer_Finance

Docs:https://docs.puffer.fi/

Medium:https://medium.com/@puffer.fi

Discord:https://discord.com/invite/apXTv5UhVV

Telegram:https://t.me/puffer_fi

Avalon


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Bitkraft VCとHashedが主導するラウンドで、1000万ドルを調達。他には、Coinbase Ventures、Spartan Capital、Foresight Ventures、LiquidX、Momentum 6、Sanctor Capitalなどが参加。

フロリダ州オーランドを拠点とする独立系ゲームスタジオ:AI搭載のマルチジャンルMMOユニバースを開発中


Avalonは、フロリダ州オーランドを拠点とするゲームスタジオであり、プレイヤーが体験を作成、共有、プレイし、所有権を獲得出来るような大規模マルチプレイヤーオンラインゲームを開発しています。

Avalonユニバースでは、Unreal Engine 5を採用した最先端テクノロジーと、AI支援のユーザー生成コンテンツシステムが組み合わされていることが特徴として挙げられます。また、今後のNFTコレクションではAIを活用したアバターNFTが導入され、さらなるイノベーションレイヤーが追加されるとしています。

Avalon は現在、PC およびクラウドストリーミング向けに開発中されているとのことです。

公式サイト:https://playavalon.com/

X:https://twitter.com/avalon

Homium


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Sorenson Impact GroupとBlizzard(Avalanche Fund)が主導するシリーズAラウンドで、1000万ドルを調達。

不動産担保貸し付けおよび証券化プラットフォーム


Homiumは、Avalancheで最初のホームエクイティローン(いわゆる住宅担保貸出)を提供しています。

同社の目的は、ホームエクイティに柔軟性を取り入れることで、機関投資家にインフレに保護されたリターンを持つ新しい資産クラスを提供することです。ローンに資金を提供する側(投資家)は、Homiumで発行された住宅ローンプールの価格上昇を追跡するトークン化された資産を受け取る仕組みとなっています。

現在は、コロラド州でサービスを提供していますが、他の州への拡大を計画しているとのことです。

公式サイト:https://www.homium.io/

X:https://twitter.com/homium

Blog:https://www.homium.io/blog

Linkedin:https://www.linkedin.com/company/homium/about/

Sending Network


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Nomad Capital、Symbolic Capital、Balaji Srinivasan氏などが参加するラウンドで、750万ドルを調達。

Web3コミュニケーションに焦点を当てた分散型物理インフラネットワーク


SendingNetworkは、新しい伝送制御プロトコル/インターネットプロトコル(TCP/IP)スタックを構築することで通信の分散化を目指すDePINプロジェクトです。

TCP/IPは、インターネット上の通信を制御するプロトコルであり、デバイス間のデータ伝送を容易にするものです。これをXMPP/SMTP/HTTP/FTPのようなアプリケーションレイヤープロトコルと統合し、Web3のXMPPから始めると、ストリーミングの強化、CDNのパフォーマンス向上、分散型ストレージの高速検索などが実現されるとのことです。

SendingNetworkは、開発者とユーザーの双方にとって、より効率的で安全かつ柔軟なコミュニケーション体験を提供することを目指しています。その一例として、IPアドレスをウォレットアドレスに置き換える「分散型ルーター」の開発が挙げられます。また、チャット、社交、取引を組み合わせた分散型アプリケーションである「Sending Me」の開発も行なっています。

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現在、Sending NetworkはLinea上に構築されているものの、将来的にはイーサリアム仮想マシン互換チェーン全てをサポートしていくとのことです。

SendingNetworkは今年中にいくつかのテストネット立ち上げると発表しており、メインネットの立ち上げは2025年第1四半期を予定しているとのことです。

公式サイト:https://www.sending.network/

X:https://twitter.com/Sending_Network

Docs:https://sending-network.gitbook.io/sending.network

Telegram:https://t.me/SendingMe_official

Thruster


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Pantera Capitalが主導するシードラウンドで、750万ドルを調達(評価額は7000万ドル)。他には、OKX Ventures、Mirana Ventures、ParaFi Capital、Manifold Ventures、Arche Fundが参加。

Blastネイティブの分散型取引所(DEX):Blast Big Bangコンペ優勝プロジェクト


Thrusterは、3月にローンチしたBlast上のイールドファーストDEXです。2月末に発表されたBlast Big Bangコンペティションの「Spot DEX」部門の優勝プロジェクトでもあります。

同社によると、現在ユーザー数は10万人を超えており、ローンチから2ヶ月以内で20億ドル以上の取引高を記録しているとのことです。

Thrusterは、Blastネイティブアセットに対する「深い流動性」ハブになることが目的であるとしており、Blast上の同業他社ではAmbientが挙げられますが、提供している流動性プールの多様さによって差別化を行おうとしています。

今回の資金調達は、SAFEとトークンワラントによって構成されているとのことです。

公式サイト:https://www.thruster.finance/

X:https://twitter.com/ThrusterFi

Docs:https://docs.thruster.finance/

Discord:https://discord.com/invite/thrusterfi

Nebra


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NascentとBanklessが主導するプレシード&シードラウンドで、450万ドルを調達。他には、Tim Beiko氏、Kartik Talwar氏、Nick White氏、Sandy Peng氏、Haichen Shen氏が参加。

ブロックチェーンとゼロ知識証明の研究機関


Nebraは、ブロックチェーンとゼロ知識証明の研究に特化した組織であり、イーサリアムやその他のブロックチェーンにおける証明決済コストの削減に努めています。既にWorldcoin、Brevis、AltlayerはNebraの技術を使用しているとのことです。

Nebraは3月にはゼロ知識証明検証をスケールさせるソリューション「Universal Proof Aggregation」(UPA)を発表していました。UPAは検証ガス手数料を10倍以上削減しています。

そして現在、Nebraはイーサリアムや他のブロックチェーン上の証明決済のコストを下げることを目的とした「共有決済レイヤー」(Shared Settlement Layer)の開発に注力しており、今回の資金調達はこの開発を支援するために行われました。

また、共有決済レイヤーはコスト削減だけでなく、ゼロ知識ベースの異なるレイヤー2やレイヤー3システム間の相互運用性を高め、よりコンポーザブルで相互接続されたブロックチェーンエコシステムの構築に貢献するとされています。

公式サイト:https://www.nebra.one/

X:https://twitter.com/nebrazkp

Github:https://github.com/NebraZKP

Zeko Labs


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UOB Venture Management、Signum Capital、YBB Capitalが主導するプレシードラウンドで、300万ドルを調達。他には、Autonomy Capital、Cogitent Ventures、GBV、Tenzor Capital、3Commas Capitalなどが参加。

Minaブロックチェーン上に構築されたゼロ知識を活用するスケーリングプロトコル


Zeko Labsは、ゼロ知識技術を活用した分散型金融およびソフトウェアソリューションの開発に注力しているブロックチェーン企業です。

Zekoプロトコルは、o1LabsおよびMina Foundationと協力して構築されており、高度なゼロ知識証明機能を開発者に提供することで、EVMアプリケーションと非EVMアプリケーションの両方の設計空間を大幅に拡大を実現し、ソフトウェア開発環境の改善を目的とするものです。

今回調達された資金は、チームの拡大、製品開発の加速、開発者コミュニティの成長などに使用されるとのことです。

公式サイト:https://zeko.io/

X:https://twitter.com/ZekoLabs

Saakuru Protcol


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Based VCとArc communityが主導するラウンドで、240万ドルを調達。他には、Kyber Network、PG Capital、Rarible、Decubate、Wizard Capitalなどが参加。

OPスタックやデリゲートモデルを活用したコンシューマー中心のレイヤー2プロトコル


Saakuruは、コンシューマー中心のレイヤー2プロトコルであり、OPスタックやデリゲートモデルを活用することでユーザーのトランザクション手数料を排除し、その上に構築されたアプリケーションのスムーズな体験を提供しています。

開発者は、Saakuru Developer Suiteを使用することで、容易に複雑なデジタル製品をWeb3に組み込むことが可能となっています。これにより、Web2からWeb3へのコスト効率の高いシームレスな接続が実現されています。

現在、Saakuru Protocolでは、毎日20万件を超えるトランザクションが行われており、ブロックチェーン分野で4番目にアクティブなレイヤー2ソリューションとなっています。

公式サイト:https://saakuru.com/

X:https://twitter.com/saakuru_labs

Docs:https://source.saakuru.com/saakuru-source

Medium:https://medium.com/@saakuru

Linkedin:https://www.linkedin.com/company/saakurulabs

Telegram:https://t.me/aagventures

Runes DEX


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Kenetic Capitalが主導するシードラウンドで、200万ドルを調達。他には、Mechanism Capital、Auros Ventures、The Future Fund、Boosty Labsなどが参加。

Runes取引に特化したAMMプラットフォーム


Runes DEXは、ビットコインネットワーク上でRunesを取引するために特別に設計された自動マーケットメーカー(AMM)プラットフォームです。

OrdinalやBRC-20に代表されるようにビットコインエコシステムの開発は盛んに行われていますが、現在注目されているのがRunesです。Runesは、BRC-20にかわるBitcoinブロックチェーン上の新しいFT規格であり、BRC-20の課題であった過剰なオンチェーンフットプリントを抑えるように設計されています。

4月20日に訪れたビットコインの半減期をきっかけとして、より多くの注目がビットコインに集まっています。ビットコインエコシステムの発展に伴って、Runesを始めとした様々なプロトコルやプロジェクトの開発が盛んになることが予測されますが、Runes DEXの資金調達もそうした需要を反映したものと言えるでしょう。

公式サイト:https://www.runesdex.com/

X:https://twitter.com/RUNES_DEX

Lambda Finance


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The A-Team、Hashcow Group、MrBlock、AladdinDAO、DLC Link、Threshold Networkなどが参加するプレシードラウンドで、180万ドルを調達。

btcUSDを発行することでビットコインに流動性をもたらすプロトコル


Lambda Financeは、「btcUSD」を発行することで、ビットコインの流動性をDeFiにもたらすためのプロトコルを提供しています。btcUSDは、crvUSDの最初のライセンスフォークとなっています。

ユーザーは、Lambda Financeを利用することで、保有するビットコインを担保として米ドルペッグのステーブルコイン「btcUSD」をミントすることが出来、いつでも引き換えることが可能となっています。これにより、ビットコイン保有者がビットコインの長期的なエクスポージャーを維持しながらDeFi機会に参加することが可能となっています。

ローンチ時には、LambdaはwBTCとtBTC(Threshold Network)をサポートするとのことであり、また将来的には、 dlcBTCやその他流動性ステークBTCを統合して、BTC保有者向けに利回りのある借入オプションを作成するとしています。

また、ve-tokenomicsも実装予定であることが発表されています。

公式サイト:https://lambda.finance/

X:https://twitter.com/LambdaFinance

Discord:https://discord.com/invite/gJkbGB7ecS

Telegram:https://t.me/LambdaFinance

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・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。

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