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パブリックチェーンを活用するトークン化債券(RWA)の動向調査

投稿日 2023年 10月 12日

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RWAレポート概要


本レポートでは、昨年より注目を集めるRWA(Real World Assets)の中でも、トークン化することでパブリックチェーン上に利回りをもたらす債券やETF、クレジットのトークン化をメインテーマとして解説しています。

RWAとは、ネットワークにネイティブでない資産を全般的に示しており、今年に入りパブリックチェーン上への持ち込み(トークン化)が加速しています。

これまで、アートやラグジュアリーなどのトークン化、またプライベートチェーン上への資産担保証券のトークン化などが進んでいましたが、パブリックチェーン上のRWAがオンチェーン流動性の獲得やコンポーザビリティなどの観点からより優れた代替案として拡大し始めています。

この領域では主に、リバースレポや米国短期国債の極めてリスクの低い商品から、新興国企業のオフチェーン資産を担保としたクレジットなど、利回りをもたらす債権やETFなどが扱われます。

レポートでは、RWA市場の概観、基本的なスキームを確認後、個別プロダクトの解説を行うことで、市場への理解を深めることを目指します。

トークン化短期国債


最も急速に拡大する領域の一つとして短期国債のトークン化市場が挙げられます。

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内訳を見ると、Ethereumのみならず、Stellar上に発行されるFranklin Templetonによるトークンが最も大きな時価総額となっており、DeFiとは完全に別の市場が生まれていることがわかります。

RWAの構造


RWAを発行する際の構造はオンチェーンではなく、オフチェーンの法的構造が主要な構成要素となっています。

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トークン化に際して、裏付けとなる資産を管理するためにSPV(特別目的事業体)が設立され、SPVを通じてオフチェーン資産へのアクセスが実現されます。

本レポートで解説するプロダクトごとに、利用するブローカーやカストディアン、SPV、投資先、KYCプロバイダなど、異なる構造を持ちますが、オンチェーンでのインターフェースはシンプルであり、KYCを済ませることで、オンチェーン資産をオフチェーンの投資に充てることが容易となっています。

免責事項


・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。

・本記事に掲載された情報や意見は、当社が信頼できると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性、完全性、目的適合性、最新性、真実性等を保証するものではありません。

・本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。

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